食育と歯の関係
「食」と「歯」の深い関わり
「食育」という言葉を耳にしたこと、ありますよね? これは、お子さまの健やかな成長を導くために、食べることの大切さや食事・食べ物についての正しい知識などを伝えることをいいます。
食事は、全身の成長はもちろん、歯の健康にも深く関わっています。こちらでは鎌ケ谷市、新京成線鎌ヶ谷大仏駅より徒歩5分の歯医者「東初富アモール歯科・インプラントセンター」が、食育と歯の関係についてくわしくご紹介します。食育を意識し、お子さまの歯の健やかな成長をサポートしてあげましょう。
食育の重要性
食事は、決まった時間に栄養バランスが整ったものをとることが大切です。また咬み心地も重要であり、やわらかいものばかり食べていると顎の成長を妨げてしまうこともあるため、注意が必要です。
歯にとっては、糖分が多いものもよくありません。虫歯のリスクを考えるのであれば、「おやつは甘いもの」と決めつけず、糖分が控えめのものや、キシリトール入りのものなどを選ぶのもいいでしょう。
つまり、お子さまの健やかな成長には食育が欠かせません。お子さまには、食の大切さをきちんと身につけてあげましょう。
赤ちゃんの歯を丈夫にする食べ物
赤ちゃんの歯を丈夫にするには、バランスよくさまざまな食べ物をとることが大切です。歯の部位によって、成長に必要となる食べ物は異なります。次の表を参考に、妊娠中からいろんなものを食べるようにしましょう。
※表は左右にスクロールして確認することができます。
歯の土台 | エナメル質 | 象牙質 | カルシウムの 代謝 石灰質の調整 |
カルシウム リン 石灰質 |
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肉・魚・大豆食品 | うなぎ・レバー・卵・にんじん・ほうれんそう | パセリ・ピーマン・キャベツ・くだもの | レバー・しらす干し・いわし | 牛乳・小魚・海草・卵黄 |
良質なたんぱく質をとりましょう。 | ビタミンAが豊富に含まれる食べ物が必要です。 | ビタミンCの摂取が象牙質の形成を助けます。 | ビタミンDをバランスよくとることが大切です。 | 歯の石灰質に直接的な栄養素になります。 |
妊娠中の食事は、お腹の赤ちゃんのためはもちろん、お母さまのお身体のためにも大切です。常にバランスのよい食事を心がけましょう。
「咬むこと」が大切な理由
やわらかい食べ物が増えるなどして食生活が変化し、現代人は「咬む」ことが減りつつあります。その結果顎がしっかり育たず、歯がきちんと並ぶスペースがないことで歯並びが乱れるお子さまが増えています。
また「咬む」ことは、だ液の分泌を促すもの。だ液が減れば、自浄作用を期待できずに虫歯になるリスクを高めてしまいます。歯ごたえ、咬みごたえのあるものを意識して与え、「しっかり咬む」習慣をつくってあげましょう。
歯によいおやつ、よくないおやつ
おやつは、与え方によって虫歯のリスクを大幅に高めてしまいます。こちらでは、歯によいおやつ、よくないおやつをご紹介しますので、できるだけ歯によいものを与えることをおすすめします。
歯によいおやつ | 歯によくないおやつ |
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【比較的糖分が少ないもの】 おせんべい・クラッカー など |
【糖分が多いもの】 チョコレート・グミ・乳酸飲料 など |
【食べる時間が短いもの】 くだもの・アーモンド など |
【食べるのに時間がかかるもの】 ケーキ・ドーナツ など |
【歯にくっつきにくいもの】 ゼリー・プリン など |
【歯にくっつきやすいもの】 ガム・キャラメルなど |