年齢に合わせた予防を
子どもも大人も予防が大切です
虫歯・歯周病は、一度かかると決して自然治癒することがないため、できるだけ早く適切な治療を行うことが大切です。しかし、治療は「元どおり」にできるものではなく、歯や歯ぐきのダメージを避けることはできません。そこで重要になるのが、予防です。
虫歯も歯周病も、しくみが解明されているため予防が可能な病気です。こちらでは、鎌ケ谷市の歯医者「東初富アモール歯科クリニック」が、予防の大切さについてご紹介します。予防は子どもにも大人にも大切です。年齢に合った予防を進めていきましょう。
予防歯科の重要性
予防歯科では、定期検診でお口の中の変化をチェックしたり、専門的なメインテナンスを行ったりするなど、虫歯・歯周病の発症を未然に防ぐための診療を行っています。これを継続することで、歯の寿命を大幅に長くすることができます。
次のグラフは、メインテナンスの習慣の有無と80歳時点での歯の残存数の関係を調査し、表したものです。
これを見ると、メインテナンスを受ける習慣がある方とない方とで、歯の残存数が大きく異なることがよくわかります。専門的なメインテナンスが予防に有効なことは、明らかだといえるでしょう。
年齢に合った予防法とは？
初めての乳歯が生え、その後生えそろい、永久歯に生え替わって……。お口の中の環境は、年齢を重ねるにつれて大きく変化を遂げていきます。そのため、予防法もそのときどきのお口の状態に合ったものを選ぶことが必要です。こちらでは、年代別に適した予防法をご紹介します。
乳幼児期
この時期に生えている乳歯は、永久歯に比べてやわらかいため、虫歯になりやすいという特徴があります。甘いものを多く与えすぎないよう注意するとともに、食べた後にブラッシングする習慣を身につけてあげましょう。ブラッシングの後には、ご家族の方による仕上げみがきも欠かせません。
学童期
この時期になると、徐々に乳歯は永久歯に生え替わっていきます。お口の中は大小さまざまな歯が混在してブラッシングしにくくなるため、自分でのブラッシングはもちろん、引き続き仕上げみがきをしてあげてください。
思春期
お口の中には永久歯が生えそろい、中には親知らずが生えてくるお子さまもいます。ブラッシングも自分自身でするようになりますが、きちんとみがいているか、歯並びはどうかなど、ときどき気にかけてあげてください。
成人期
大人になると、虫歯に加えて歯周病にかかる方も増えます。歯周病は自覚症状ないまま進行する病気ですので、何も痛みがなくてもときどき定期検診を受けることをおすすめします。
壮年期
老年期
食べ物をしっかり咬める歯があることは、毎日を楽しくすごすための大切な基盤になります。失った歯をそのままにしていたり、合わない入れ歯でガマンしたりしていませんか？ 定期検診でチェックを受け、今ある歯を大切にするとともに、お口全体のバランスを見た適切な治療を受けましょう。
